第1129回 経営者モーニングセミナー

2022年8月30日(火) 会場 城山ホテル鹿児島

会員スピーチ

幹事 山下 昂大 氏
幹部社員セミナーを受講し、3つの気付きがあった。
1)心をそろえる:初めて会う人と呼吸をそろえる、リーダーの指示にそろえる、相手を思うことで一体感ができる事を体感した。
2)倫理研究所の人がすごい:全ての物を手で扱う実践の講話。靴やマットなど、つい足を使って揃えてしまうことがあるが、私自身も全ての物を心を込めて手でそろえる実践を始めている。
3)両親への思い:両親について書きだそうとした時、名前と生年月日しか書けず、長所や幼少期の思い出などすぐに浮かばなかった。後日家族で食事をする機会を設け、いろいろ話をし、親の思いを知る有意義な機会となった。

一泊二日の研修であったが多くの気付きがあり、倫理の奥深さと実践を続けることの大切さを学ぶことができた。

講 話

鹿児島北倫理法人会 会長
(有)フクオカ美装
上村 秀智郎 氏

テーマ「倫理の学びと実践で自分軸をつくる」

両親・義父と、これまで支えてくれた妻との縦横十字の軸があってこそ、今の自分がいると思っている。
H21年8月15日、当時代表をしていたホテルが火災。
幸い宿泊客や社員には怪我はなかったが、旅館業としての信頼を一瞬にして失った。
客室半分での営業となり、支払いが滞るようになった。
再建の為の自分の考えと父との考えが合わず、平行線のままであった。社員も社長である自分と親とどちらの言うことに従えばいいのか混乱していた。
代表権を父に返し、家庭を守るため妻とも離婚。45歳で縦横十字の全てを失った。
その時、3つの誓いを立てた。
・妻と再婚
・事業を起こして事業主となる
・倫理法人会に再入会
その後妻の親の会社が受け入れてくれ就職ができ、50歳で倫理法人会に再入会。
鹿児島北倫理法人会会長となった時、倫理指導を受けた。
親への詫びができていない、土下座をして詫びてくださいと言われた。
倫理指導を受けたその足で2時間かけて親の元へ行き、額を床につけ、涙で言葉にならなかったが「申し訳ありませんでした」と泣いて詫びた。父も受け入れてくれ、父の真意に触れる事ができた。
倫理を学ぶことで、これまでの事象の本質を知ることができた気がする。
モーニングセミナーも自単会に絞ることで、会社に早く出社し社員を迎え入れられるようになった。また妻との関係も良くなり、自分軸ができた。

鹿児島北の会長として3年間、「愛と敬と感謝の心の経営を目指す仲間づくり」をテーマに活動してきた。2度目の会長職であったが全く違う達成感がある。今後も週に一度の実践を続けていく。