第1097回経営者モーニングセミナー

2022年1月18日  会場:城山ホテル鹿児島

会員スピーチ

事務長 田代 美恵子 氏

2005年7月夫が父との関係を良くしたいとの思いで倫理法人会に入会。しかし4年後に夫は病気で他界。その時に周りの方々の優しさに触れ、倫理のすばらしさを再認識。

倫理を学ぶ中で、今まで母の前で素直になれない自分がいたが、今年の自分の誕生日の日に、初めて母に「生んでくれてありがとう」と口にすることができた。母は今まで見せたことがないほど喜んでくれた。でも実は3年前息子から同じことを言われて、自分自身とてもうれしかった言葉でもある。

夫の13回忌も終え、この倫理法人会に夫が入っていてくれた事を本当によかったと思っている。

講話

鹿児島県倫理法人会 広報副委員長
NPO法人マンガプロジェクト鹿児島
四元 重美 氏

テーマ 「”鬼滅の刃” と ”倫理”の深イイ関係」

人を和ませるのが好きな父と、人前に出るのが苦手な母の間に生まれ、現在は「漫画化家」として活動している。

工業高校卒業後、電気関連の仕事についていたが、「広告・デザイン」の新聞広告を目にし、絵や文字で表現する世界に飛び込んだ。まずは病院のロゴ作り、また各病院を紹介するポータルサイトを立ち上げることを始めた。しかし飽きてしまい、この頃は「反始慎終」が身についていなかった。

次に目を付けたのがマンガ広告。

鹿児島は良いものは多いが、伝える事がうまくいっていない。
マンガなら目立つしわかりやすいし、おもしろい。
考えた挙句、食の黒文化をマンガで紹介する「クロデミー賞」を企画した。
この企画はTVでも取材を受け、紹介された。

鬼滅の刃と倫理は「苦難福門」でつながっている。苦難のないドラマは面白くない。

自分は、妻に一番迷惑を掛けた。生活が安定しないため、妻はビル清掃、新聞配達など人の3倍働いた。背中が曲がり、足が壊死しても手術をして復帰するほど仕事も一生懸命だった。その後、足を怪我し昨年末清掃業を退職したが、これまで正社員しか貰うことのなかった寄せ書きの色紙を貰うほどみんなに愛されていた。
そんな妻の事は感謝を超えて「大尊敬」している。いつも誕生日には花を送っている。

マンガは映画作りと同じ。20名の若い漫画家を抱えているが、今後も彼らに活躍の場を提供していきたい。