第1060回経営者モーニングセミナー

2021年5月4日(火) 城山ホテル鹿児島にて

講話者

法人局 参事
鹿児島北倫理法人会 相談役
株式会社Coach喜働
徳留 忠敬 氏

テーマ「倫理の成果-”家庭”と”事業”-を語れますか?」

コロナと言う大逆風の中で、倫理を学んでいる私たちはこの大逆風をついて成長していかなければならない。今日は原点に戻って話をしたいと講話が始まります。

漫然と栞を表面だけ読むことは宝の山に入りながら、手ぶらで引き返すようなものと前置きした上で、

50歳で初めて人生を振り返った。仕事一筋で家庭を顧みない間違った生き方をしてきたことに愕然としたと語ります。

自分の何かを変えたいとの思いで倫理法人会に53歳で入会。しかし朝6時からのモーニングセミナーに参加できずにいたそうです。
バブル経済が崩壊し、変革の手がかりを求めて57歳の時「倫理経営講演会」に出席。「早起き一つできない経営者に何ができますか!」との自分を指さしての講師の一喝に目が覚め、自分の朝の行動の決意をA3の用紙に書いて妻に見せたら、それを壁に貼られたとのこと。
そこからモーニングセミナーに出席するようになり、栞のすばらしさに気付いた。
自分の心が変わったから家族が変わり、従業員も変わったと話します。

家庭と事業は自動車の両輪、一体となり繋がっている。また物事には順序がある。
家庭の愛和が先で、家族の応援があって、見えない力が仕事に好影響を与えていく。

事業経営にも順序がある。
従業員の幸せが先で、次が顧客満足。
従業員を大事にすれば従業員がお客様を大事にするようになる。そして顧客満足度が高まる。
従業員を大事にするとは、従業員の人生を大事にすること。働き甲斐と人間力と仕事力を成長させる仕組みを作り、それにリンクした給料制度を作ることであり、今まさにそういう時代がきたと話します。

親を通して神仏につながる説明や、利他即自利「ささげ尽くして己がなくなった時、一切が己となる」の50:50の数字を使った説明など、とてもわかりやすくストンと腑に落ちました。