2022年6月14日(火) 会場 城山ホテル鹿児島
会員スピーチ
会員 齋藤 暢貴 氏
中学生に向け講師として「お金」の話をする機会があった。
今まで学校では取り上げてこなかった「お金」に関する事を、中学生の視点で考えてもらった。「お金で買えるもの」と「お金で買えないもの」を考え分類整理してみると、「お金で買えないもの」が数多くあった…夢,運命,時間etc. 中学生が真剣に素直に考え意見を出してくれた。伝える側の自分も思いを込めて話をした。
中学生と自分の間に「信」の関係性が築け、心が繋がっているようだった。目に見えない関係性の中にも「信」は存在すると感じた。 倫理で学んでいる見えない「心」を磨き、純情(すなお)な心で相手を思い人と接していきたい。
講 話
(一社)倫理研究所 法人スーパーバイザー
塩川 哲郎 氏
テーマ 『感謝の心をみがく』
父親の入院に伴い、母親と17日間一緒に生活し、息子として身の回りの世話をすることになった。
高齢になった母親には、できなくなっている事が増えている。部屋やトイレ風呂場の清掃を始めた。母の世話をしている自分の心境は…嫌でもなく…喜び…でもない。 そこには〝無心〟で寄り添い世話をしている自分がいた。
2人での食事の時間に母が初めて語る結婚当時の家族の話や、自分が幼少期の話。母が秘めていた心の内の声を聞くことができた。幼少期の記憶がよみがえる。 親に迷惑をかけた事、厳しく躾られた事、地震の揺れで母が自分に覆いかぶさり身をもって守ってくれた事。 社会人になっても、家庭を持った頃の時でも、母はいつも気を掛けて〝守って〟くれていた。
倫理を学び両親への思い、接し方が変わってきました。 母と過ごした17日間は、両親が注いでくれた愛の深さを改めて知る事ができた特別な時間でした。
親の子であり、息子として、母の子として、感謝を深め純情(すなお)心で親に寄り添い、両親と過ごす時間を大切にしていきます。