第1070回経営者モーニングセミナー

2021年7月13日(火) 城山ホテル鹿児島にて

講話者

一般社団法人 倫理研究所
法人局 普及事業部
九州・沖縄方面 方面長
那須 隆 氏

テーマ「苦しむ力」

九州・沖縄方面長として鹿児島で話をするのは明日で最後と言う、那須方面長の講話です。

苦難を嫌がる人が多いが、苦難とは実は事業繁栄の入り口につけた名称である。苦難に出会ったら、にっこり笑ってこれが良いと受け止め、その苦難にまみれていけばよい。
重いものを持つのに筋力が必要なように、心の筋力も必要。苦難にまみれて心の筋力をつける。

画数が良くないからと名前を変えて名乗る人がいるが、状況が変わらないのであれば、親からもらった名前に戻してその苦難にまみれてみてはどうか。思わぬ仕事の依頼が舞い込むものである。

現代の社会は苦しめない、苦しんではいけない社会になっている。しかし苦難を喜ぶことは倫理の実践。苦難を嫌がる、遠ざけるのは罪。

また、苦しんだ時に短歌を作ってみると良い。辞世の句。苦しみから逃れて苦しみの向こうの幸福の舞台に上がることができるとし、幾つか歌の紹介がありました。

紹介の中で戦時中出征に臨む子へ送る父親の手紙があり、「僕は若し生まれ変わって妻を選べと言われたら、幾度でも君のお母様を択ぶ。同様に、若しも我が子を択ぶということができるものなら我々二人は必ず君を択ぶ」との文に深く心を打たれました。

今朝は、苦難は幸福の門であることの再確認と、「実践は完璧でなくてよい。1mmでも心を動かす、その努力をしてみる」という言葉に勇気を貰いました。