第1051回経営者モーニングセミナー

2021年3月2日(火) 城山ホテル鹿児島にて

講話者

鹿児島北倫理法人会 相談役
株式会社Coach喜働
徳留 忠敬 氏

テーマ「わが社を、“変革できる企業体質”に変える!」

今年は決心することが特に大事と話される徳留相談役の講話です。

変革できる企業体質とは、”決める”・”実行する”・”やり遂げる” ― 全ての社員をこの体質に高めていくこと。

以下、この3つについて、万人幸福の栞を参照しながら解説していただきました。

■決める!

1)わが社がめざす大義ある壮大なビジョンを決める。経営理念・ミッション・戦略(計画)を社長がはっきり決める。

2)社員ひとり一人の個性を引き出し、自立人材に成長させる。社員はみんなもっと成長したいという欲求をもっている。マズローの人間欲求5段階説にある「自己顕示」「自己実現」そして頂点の「利他即自利」を社員に叶えさせる。自立人材に成長させるやる気を引き出す仕組みを作る。

3)経営トップのリーダーシップ力を高める

■実行する! ― 決心の強いか弱いかによって仕事の成否が決まる。

  • 人の行動は9割以上が無意識。だから意識する(ブレーキをアクセルに踏みかえる)、自覚する(役割を自覚)
  • 捨てる ― 捨てると変わる、捨てきれないから変わらない。
    自分の殻を捨てる。常識の殻を捨てる

■やり遂げる! - 目標を鮮明にし、それを結晶化する

1)目標を結晶化すれば心構えが信念に変わる。信念に変われば行動力が変わる。行動力が変わればやり遂げる、達成(解決)する。

2)集中して続ける。

3)具体策として、目標を紙に書き実行事項を列記し達成日を入れる。壁に貼る。朝晩見続ける。周りの者に宣言する。実行したか否かカレンダーに○×を付ける(×が3つを超えない)。不動の信念でやり続ける。

以上、こういう気持ちで是非やってほしいと締めくくられ、改めて決めてやり抜くことの大切さを感じました。